『怒りを抱えて生きている』
とある短編マンガ作品の実写映画化が発表されたんですけれど、去年既にアニメ映画化もされた大変有名な作品です。ここで名前を伏せているのがいっそ陳腐であるほどに。
私はその漫画家さんの作品は結構好きな方です。
さて、絵やマンガを昔から描いている方は、その表現が自分にとっての言葉として扱っていることが多かろうと思います。
だから、原作である短編漫画も憤りを感じて作品に昇華したものと思います。それはいい。
私の友人はこの短編漫画内で起きる殺人事件、そのモデルとなったであろう実在事件の被害者です。
(モデルであろう事件は2つあり、そのうちの古い方、今から19年ほど前の事件の方です)
この2つの事件に衝撃や怒り、やるせなさを覚えて、自己救済も兼ねて作品に仕立てたのだと思います。
それはいい、それはいいんです。
でも、それに映画化の許可を出すのは違うのでないですか?
映画には映画としての作品の美しさ、面白さがあるのは分かります。でも、映画を商業の場に出してしまったらそれはエンターテイメントなんです、お金を生み出すビジネスの装置です。
私の友達はそのために死んだのではないんです。
私なんかよりも明確に夢を持ち、そのために学んでいた人だったんです。
原作の漫画家さんが自分の言葉として作品を仕立てたのは分かります。でも、それを別の人の手に委ねて商業展開するのは、友人に対する冒涜ではないですか。
(無理筋であることは分かってます)
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#掌編
#掌編
結局この前の土日に書けなかった話を、平日なのでこの記事(No.53)に少しずつ書いていきます。
(書き上がったらその時点で記事を上げます)
――――――――――――――――――――――――
ヨークランドは晴天の日が多い。
今日も朝からスッキリと晴れ上がっていて、良く見慣れた、吸い込まれそうなほど広い青空を、リュートは上目で眺めていた。
この空のように大らかで、時たま器の大きさを覗かせる青年だが、その顔には珍しく、焦りであるとか、怖れなどの感情が汗となって頬を伝っている。
首から下はすっぽりとカットクロスに包まれて、まるでてるてる坊主のような出で立ちである。
よく日の差す小高い丘の上で、小さく座り心地はやや悪い椅子に腰掛けて、後ろに立って彼の髪の一房(ひとふさ)を取る細い指の感触に、神経を集中させている。
何と言っても、誰でも知ってる雑誌のモデルとして、誌面のみならずリージョン界の若い女性たちの憧れだった彼女である。
華やかな顔立ちに抜群のスタイルを誇る美女だ、リュートはことあるごとに鼻の下を伸ばしているが、身の危険が迫っているとなれば話は別である。
「なあ~、エミリア。俺は別に困ってないからさー、今からでもやめにしない?」
「遠慮なんてすることないわよ。それに、私ね、ずっと気になっていたの。
こんなに伸びっぱなしの髪、あまり手入れはしていなんでしょう。髪の量もすごく多いみたいだし。
梳いて揃えるくらいならできるから、いつもみたいにどーんと構えてなさい」
エミリアは笑う、憂いなどないように笑う、その笑顔はまるでこの日の空のように晴れやかであった。
その手に握られる銀色の鋏もまた、陽光を反射してか、ぎらりとした輝きを見せる。
……どうやら、よく手入れされているようで、錆(さび)のひとつもない様子から、切れ味の良さも推し量れるというもの。
さすがのリュートも知っている。
銃を持って戦いの場に出るときのエミリアは、モデルではなく、一人の戦士だ。
精緻な射撃の腕前には、現役IRPO隊員でさえも舌を巻くが、彼女いわく「そうしないと生きてこられなかったから」磨いたに過ぎないのだという。
しかし、リュートは知っている。
一度戦場を離れれば、ただ明るくて、少し調子に乗った、そのままの彼女に戻ることを。
――その状態のエミリアは、結構抜けたところがあって、そして不器用になってしまうことを、リュートはよく知っていた。
――――――――――――――――――――――――
今日はここまで
(初稿20191203、1216更新)
結局この前の土日に書けなかった話を、平日なのでこの記事(No.53)に少しずつ書いていきます。
(書き上がったらその時点で記事を上げます)
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ヨークランドは晴天の日が多い。
今日も朝からスッキリと晴れ上がっていて、良く見慣れた、吸い込まれそうなほど広い青空を、リュートは上目で眺めていた。
この空のように大らかで、時たま器の大きさを覗かせる青年だが、その顔には珍しく、焦りであるとか、怖れなどの感情が汗となって頬を伝っている。
首から下はすっぽりとカットクロスに包まれて、まるでてるてる坊主のような出で立ちである。
よく日の差す小高い丘の上で、小さく座り心地はやや悪い椅子に腰掛けて、後ろに立って彼の髪の一房(ひとふさ)を取る細い指の感触に、神経を集中させている。
何と言っても、誰でも知ってる雑誌のモデルとして、誌面のみならずリージョン界の若い女性たちの憧れだった彼女である。
華やかな顔立ちに抜群のスタイルを誇る美女だ、リュートはことあるごとに鼻の下を伸ばしているが、身の危険が迫っているとなれば話は別である。
「なあ~、エミリア。俺は別に困ってないからさー、今からでもやめにしない?」
「遠慮なんてすることないわよ。それに、私ね、ずっと気になっていたの。
こんなに伸びっぱなしの髪、あまり手入れはしていなんでしょう。髪の量もすごく多いみたいだし。
梳いて揃えるくらいならできるから、いつもみたいにどーんと構えてなさい」
エミリアは笑う、憂いなどないように笑う、その笑顔はまるでこの日の空のように晴れやかであった。
その手に握られる銀色の鋏もまた、陽光を反射してか、ぎらりとした輝きを見せる。
……どうやら、よく手入れされているようで、錆(さび)のひとつもない様子から、切れ味の良さも推し量れるというもの。
さすがのリュートも知っている。
銃を持って戦いの場に出るときのエミリアは、モデルではなく、一人の戦士だ。
精緻な射撃の腕前には、現役IRPO隊員でさえも舌を巻くが、彼女いわく「そうしないと生きてこられなかったから」磨いたに過ぎないのだという。
しかし、リュートは知っている。
一度戦場を離れれば、ただ明るくて、少し調子に乗った、そのままの彼女に戻ることを。
――その状態のエミリアは、結構抜けたところがあって、そして不器用になってしまうことを、リュートはよく知っていた。
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今日はここまで
(初稿20191203、1216更新)
インサガ無印、3周目第4章(エッグルート)7年目まで終了。明…
インサガ無印、3周目第4章(エッグルート)7年目まで終了。明日にはエッグルートも完走できそうです。
回復薬の問題とか考えなければ今日にでも終わったのですが、平日ですし無理ないペースでやります。
(とはいえ、サービス終了が近付いているので、今週か来週の週末どちらかはインサガに捧げる覚悟)
4章のエッグルートのシナリオはどれもなかなか手強い。
今の戦力ですと、☆8くらいまではSクリアできて、☆9も進行ルート絞れば無理なくクリアできるくらいなのですが、
今回は☆9でも道中が厳しく、☆11は結構危なかった。
3章終わりと同じく、新規シナリオは全部終わったので、あとは哨戒クエスト等で流します。
プルミエールとカンタールのシナリオ。
サガフロ2原作におけるリッチ(の形跡)を見つけたジニーの話と対になっていて、
ジニーもプルミエールも(おそらく)物心つく前までにお父さんが死んでしまって、
(ちょっとそこら辺の年表などについてはパーフェクトワークス未所持なのでちゃんとは分かってないのですが)
顔も見たことがないお父さんにディスノミアという世界では会えたけれど、
すごくかわいがってもらえてるジニーに対し、プルミエールは娘であるとも気づいてもらえないし、
サンダイルでの怨嗟にとらわれて、滅び掛かっている世界に向き合うことのない父の姿にプルミエールは本当に失望してしまったんだなと。
サガフロ2では物語で大貴族カンタールの娘であるという誇りを(少しは)持ち直していたように見えたけれど、インサガではどうなるんだろうな。
(そこのところもエクリプスでは描かれるのでしょうか?)
#インサガ
回復薬の問題とか考えなければ今日にでも終わったのですが、平日ですし無理ないペースでやります。
(とはいえ、サービス終了が近付いているので、今週か来週の週末どちらかはインサガに捧げる覚悟)
4章のエッグルートのシナリオはどれもなかなか手強い。
今の戦力ですと、☆8くらいまではSクリアできて、☆9も進行ルート絞れば無理なくクリアできるくらいなのですが、
今回は☆9でも道中が厳しく、☆11は結構危なかった。
3章終わりと同じく、新規シナリオは全部終わったので、あとは哨戒クエスト等で流します。
プルミエールとカンタールのシナリオ。
サガフロ2原作におけるリッチ(の形跡)を見つけたジニーの話と対になっていて、
ジニーもプルミエールも(おそらく)物心つく前までにお父さんが死んでしまって、
(ちょっとそこら辺の年表などについてはパーフェクトワークス未所持なのでちゃんとは分かってないのですが)
顔も見たことがないお父さんにディスノミアという世界では会えたけれど、
すごくかわいがってもらえてるジニーに対し、プルミエールは娘であるとも気づいてもらえないし、
サンダイルでの怨嗟にとらわれて、滅び掛かっている世界に向き合うことのない父の姿にプルミエールは本当に失望してしまったんだなと。
サガフロ2では物語で大貴族カンタールの娘であるという誇りを(少しは)持ち直していたように見えたけれど、インサガではどうなるんだろうな。
(そこのところもエクリプスでは描かれるのでしょうか?)
#インサガ
